馬の臀部にある繊維が複雑に絡み合った層を、削り出した皮革である「コードバン」。落ち着いた光沢と滑らかでしっとりした風合いが特長で、その希少性から“革のダイヤモンド”とも称されています。繊維が密に絡み合っているので、素材そのものにハリがあり、薄く仕上げてもしっかりとした質感を実現。また、使い込むほどに馴染んで風合いが増していきますが、牛革と異なりハリと光沢は維持します。生産に10カ月以上を費やす貴重な素材であるため、発注から入荷まで半年以上かかりますが、その美しさと重厚感には他の革では得られない魅力があります。