小銭が寝かされた状態で収納される一般的なボックス型コインケースとは異なり、中央に刺さるように集まる設計で、小銭の取り出しやすさが別格。縁起が良いとされている「末広がり」を想起させる大きなマチは、扇子と同じ120度に開くので小銭の見やすさも快適。さらに、外装の背面にはフリーポケットも備えており、頻繁に使用するカードを収納して持ち歩くなど、ちょっとしたお出かけなどにも活躍します。

『LUTÈCE』では、丁寧な総手縫いをはじめ、断裁・縫製・仕上げに至る全工程を、こだわりの手作りで製作。レザーアーティストとしてのこだわりを凝縮させているコバ（切り目本磨き）は、断裁面の繊維を柿渋で染め固め、紙やすりで整えながらヘリ落としでバリを落とし、丸みを持たせて磨き、仕上げ剤を丹念に塗り込む工程を何度も繰り返すなど、丹念に作品へと昇華。両サイドの蛇腹マチを縁取るように美しく輝くコバが、高級なクラフト感とともに、細部に宿る上質感も醸し出しています。