工業品でなく工芸品の如く孤高の誇りを抱いて仕立て、進化を遂げていく職人魂とともに、革製品の域を超えて芸術品へと導いているスタジオ『FIET』のシューホーン（ループタイプ）。熊本で駆除された猪の革をタンナーで鞣したあと、スタジオが手作業で手揉み・加脂・乾燥を繰り返しながら、技術・手間暇を注ぎ込んでいる「チンギアーレ」は、唯一無二の味わいとエイジングを楽しめるのが魅力。その高級感を漂わせる素材の靴ベラとループを繋ぐ金具を、上下のセンターに配したデザインと二重リングとの絶妙なバランスが独創的で、カバンやベルトなどに引っ掛けてチャームとして携えるときにも、他にはない洗練された洒落感を醸し出させてくれる。
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手縫いにこだわり抜いている『FIET』では、一針一針に美学を込めつつ、緩まず擦れにくい高強度を保てる素晴らしさ仕立てを追求。手縫い糸には「ユーフェン」を採用し、“柄”に見えるようなステッチ部分に仕立てています。また、漆塗りを彷彿させるようなコバは、一辺一辺に信念を込めて切り目本磨きを昇華させることで、芸術品のような透明感と光沢感があふれる額縁効果を醸成。さらに、数ある皮革のなかから厳選して、堅牢性と高級感を兼ね備えた素材を贅沢に採用しながら、使い込んで変化していく形状や使い心地も想定したデザイン性・機能性・操作性を兼ね備えさせるなど、緻密に計算し尽くしている設計も魅力になっています。
