こだわりの手作業で全工程を製作する、人気レザーアーティスト・高橋秀行が、ひとつひとつの作品に心を込めている、『LUTÈCE』の縦型名刺入れ“Letter”。和紙のような風合いの「プエブロ」と、滑らかで透明感のある「リスシオ」を、外装・裏面ポケットの素材＆カラーとして、自分で決められるのが革新的。手間暇を要する絞り技法の立体成型による、丸みを帯びた独特のフォルムと、オリジナル品のような多彩な組み合わせがもたらす、この上ない愛着感が、ビジネスシーンに新たな個性をもたらし、ひとつ上の感性を満たしてくれる。
手間と時間を要する絞り技法により、10mm厚のオリジナル革型を用いて立体成型で仕上げ、革素材の特性を生かした魅力へと昇華。その丸みを帯びたフォルムの箱型メインポケットには、名刺を20〜30枚ほど収納するころが可能です。さらに、カードポケット1つを、裏面に装備。交換したばかりの名刺を入れたり、パスケースとして使ったりなど、使うシーンや使い方に合わせて快適に利用できます。
外装と裏面ポケットとして、「プエブロ」と「リスシオ」による2つのマテリアルを、それぞれ多彩な8色ずつからセレクトすることが可能。同じ素材による単色・2色や、異なる素材による同系色・バイカラーなど、多彩な組み合わせから自分の好みで自由に選べます。さらに、糸色も、豊富な21カラーをラインナップ。外装・裏面ポケットのマテリアル＆カラーとの色合いをイメージしながら、同系色や差し色のステッチにするなど、特注品のようなセレクトオーダーで仕立てられます。
『LUTÈCE』のレザーアーティスト・髙橋秀行が、ロングセラーの「縦型名刺入れ」において、革素材を鞣したままの2mm厚での製作にこだわり、一枚革からわずかしか取れない貴重な中心部位のみを厳選。こだわりの革厚を引き立てる切り目本磨きのコバは、断裁面の繊維を柿渋で染め固め、紙やすりで整えてヘリ落としでバリを落とし、丸みを持たせて磨いたあとに何度も仕上げ剤を塗り込む工程を繰り返すなど、美意識の高さを貫いています。さらに、「八の字縫い」の総手縫いは、ほつれにくくて丈夫なことから取り入れるなど、すべて手作業で断裁・縫製・仕上げに至る全工程に技術と配慮を凝縮。ひとつひとつの作品に想いを込めた妥協なき仕立てと、細部にまで貫かれている丁寧さへの美学が、唯一無二のハイクオリティなクラフト感へと昇華させています。
イタリア・フィレンツェのバダラッシカルロ社（Badalassi Carlo Srl）が、1000年以上の歴史がある古代のタンニン鞣し製法“バケッタ製法”を蘇らせて誕生させた、表面に毛羽立たせる加工を施した牛革「プエブロレザー」。化学薬品を一切使用せず、植物性タンニンで時間をかけてじっくりと丁寧に鞣しています。イタリア語の“プエブロインディアンの集落”に由来した、民族的な表情を持つ革という意味が表すように、表面の起毛は和紙のような独特の風合いでザラザラした肌触りから、使用していくにつれ内側からのオイルが馴染み、3カ月程度で起毛部分が寝て表面はツルツルになり、その後は美しいツヤ肌になっていきます。経年変化による革を育てる楽しみが味わえる、高級素材のひとつです。
イタリア・フィレンツェのバダラッシカルロ社（Badalassi Carlo Srl）が、1000年以上の歴史を有する古代のタンニン鞣し製法であるバケッタ製法を蘇らせて生まれた「ミネルバ・リスシオ」。牛脂を含んだオイルを革の内部にまで浸透させて、留まるまでゆっくりと丁寧に時間をかけて染み込ませることで、素材を商品化させて使用を終えるまで永久と言えるくらいに潤いとツヤを楽しむことができる究極の革です。また、素材自体から発するオイルで、ケアしながらエイジングもできます。ワイルドな風合いでありながら、肌触りが良くてハリがあり、銀面の透明感と温かみを兼ね備えた魅力的な素材です。
