アトリエ『ONES WORKER』が、素材の本質を理解して縫製・仕上げを施すことで、遊び心を取り入れながらも、末長く愛される作品へと昇華させたシューホーン。姫路・新喜皮革の最高級コードバン「オイルグレージングコードバン」の持ち手が、落ち着いた光沢を輝かせながら、しっとりとした滑らかな触れ心地も堪能でき、5色から選べるセレクトオーダーとともに、愛着感あふれるアイテムへと昇華。ホックを利用して、キーリングを装着たり、バッグに吊り下げたりもでき、エレガントさとカジュアルさを併せ持つ佇まいが、個性的な魅力を漂わせてくれる。
使いやすさとともに、携帯しやすさも兼ね備えた、ホック付きのデザイン。靴ベラとして使うときは、ホックを外すことで、レザー部分を長く伸ばして握りやすい持ち手として扱いやすくできます。また、持ち歩くときは、ホックを留めることで、コンパクトに収納したり、キーリングを装着したり、バッグ・ベルトループなどに吊り下げたりも可能。さらに、『Mens Leather Store』別注の仕様として、手書き風ロゴの刻印がスタイリッシュに施されています。
革のみを用いてライナー素材を使わないなど、高度な技術を誇る職人たちが、細部にまでこだわり抜いている『ONES WORKER』。革の厚みは、調整（剥き加工）を細かく施していくことで、収納するときの使用感や形状を維持されるためなどに最適な革厚を追求しています。コバは、樹脂などによる厚盛りや染料によるツヤ感のコバ塗りではなく、自然な風合いのマットな仕上げでナチュラル感を醸成。さらに、本製品においては、レザー部分に総手縫いを施して、丁寧に仕立てています。
馬の臀部にある繊維が複雑に絡み合った層を、削り出した皮革である「コードバン」。落ち着いた光沢と滑らかでしっとりした風合いが特長で、その希少性から“革のダイヤモンド”とも称されています。繊維が密に絡み合っているので、素材そのものにハリがあり、薄く仕上げてもしっかりとした質感を実現。また、使い込むほどに馴染んで風合いが増していきますが、牛革と異なりハリと光沢は維持します。生産に10カ月以上を費やす貴重な素材であるため、発注から入荷まで半年以上かかりますが、その美しさと重厚感には他の革では得られない魅力があります。
