ひとりで丁寧に作り込んでいる革職人・高橋稔が、見えない細部にこそ注力して長く使える仕立てにこだわり、かけがえのないアイテムへと導いているブランド『amba』の名刺入れ。印象的に魅せるカブセのカーブラインとともに、唯一無二のフルグレインカーフレザー「ノヴォナッパ」の外装と、キメ細かい最高級カーフ「ツェルマット」の内装との、異なるカーフによるコントラストを強調した表裏の素材感も魅力。エレガントな高級感を纏いながら、ふっくらとした立体感が醸す軽やかなシルエットと、飽きることのない相棒のようなデザインが、ビジネスシーンを盛り立ててくれる。
マチ付きのメインポケットを2つ備え、各ポケットに20枚・合計40枚程度の名刺を収納することが可能。カットラインが個性的なマチのないポケットも1つ備えているので、自分の使い方に合わせて名刺の収納を区分けすることができます。また、外装「ノヴォナッパ」とのコンビネーションを引き立てるために、内装「ツェルマット」のカブセ裏にポケットをあえて設けずに、美しい素材感のハーモニーを追求。さらに、その内装は、カーフならではの緻密な肌触りを一切損ねない撥水加工により、柔らかな触り心地を保ったまま防水性も兼ね備えています。
外装の「ノヴォナッパ」は、ビジネスシーンを個性的に彩る3色から選ぶことが可能。また、コバのカラーと糸色も、選んだ外装カラーと同系色が採用されます。内装の「ツェルマット」は、外装とのコンビネーションを引き立てる2色からセレクト。外装カラーとの同系色や差し色による、自分好みのカラーコーディネートを楽しむことができます。
『amba』の革職人・高橋稔が、ヨーロッパ目打ちの縫い穴にこだわることで、美しい総手縫いへと昇華。手縫い糸には、高品質な麻糸「Meisi」を採用することで、革への負担を掛けずにダメージを抑えられ、長く使い続けられることを追求しています。また、コバは、水溶性のコバ剤を使って環境に配慮しながら、塗り・乾燥・ペーパーによる作業を何回も繰り返して、革をコーティングするのではなく断面そのものを磨き上げて滑らかな仕上げへと導き、ネン引きも施すことで高級感も創出。 さらに、革は、パーツごとに厚さを変えて漉くことで、ふっくらとした張り感のある丸みや立体感をもたらすとともに、床面を見せないように内装もすべて革を張り、贅沢な仕上がりを実現しています。
1842年にフランス・アンザス地方で創業し、現在では家族経営時代の伝統を守りつつ傘下になった大資本から提供される最新技術を駆使して、最高峰の高級皮革を作り出している老舗タンナー・アース社製の「ノヴォナッパ」。最初にクロム、次にベジタブルタンニンで鞣す工程を経た後、湯煎で調整された9種類のワックスとオイルに浸すという潤滑の工程により、繊維がしなやかになって手触りもよくなります。このアース社にしかできない独自開発の製造により、コンビネーション鞣しの最高峰とも言われる、唯一無二のフルグレインカーフレザーを実現。素材の良さと風合いを最大限に生かした仕上げで、たっぷりとワックスを含み、ゆっくりと美しく緩やかなエイジングを楽しめ、独特の光沢を帯びる経年変化をもたらします。
フランス最古のタンナーとして、歴史的な背景から独自の文化圏を有するアルザス地方で300年以上の歴史を誇る、アース社（旧：デギャーマン社）の「Zermatt（ツェルマット）」。 頑な気質が残る地域で、伝統的な技法と熟練の職人たちが生き続け、独自のレシピによる製法を守り続けながら、アルプスに近い雄大な自然と豊富で恵まれた清涼水とともに、他に類を見ない美しい皮革を作り出しています。そして、ハイグレードな仔牛の原皮でしか作れない、スムースで美しい銀面が特長のキメ細かい上質なカーフは、世界の名だたるメゾンや多くのハイブランドでも採用。カーフならではの緻密な肌触りや柔らかなタッチを一切損ねることなく撥水加工が施し、防水性や耐アレルギー性を備えさせることで、腕時計ベルトのライニング用など素肌に触れるセンシティブなパーツに最適な素材へと導いています。
