長方形を基調とした、シンプルで洒落たフォルム。本体からカード収納・ベルト・金具に至るまでを、長方形の連なりとして表現し、センターのホックのみ丸ボタンの革ぐるみにすることで、エレガントなアクセントとして魅せています。また、ベルトの両サイドには、まったく同じスクエア型の金具を採用。4つのキーフックをスタイリッシュに飾るとともに、ベルトが落ちないように固定するストッパーとしても洗練されたデザイン性を発揮しています。

元建築設計士の柏原慎が、その感性でさまざま計算を試行錯誤して、『RAGTIME』ブランドの設計として昇華。そして、基本的にスタンダードなデザインを、日常的にスタイリッシュなイメージへとアップデートさせるために、アイテムを構成するアウトラインをできる限り省き、シンプルで美しいデザインへと導いています。さらに、総手縫いによるステッチは、オーダーメイドで培われた経験・実績を生かし、アイテムごとに最適なピッチで調整。コバは、丁寧に下地処理を施してフランス産の処理剤を塗布して、加熱したコテとヤスリ掛けを繰り返すことで薄く剥がれにくい仕上げを実現しながら、革の色に合わせて微妙にトーンも変えるなど、こだわりが凝縮されています。