大量生産の時代に逆らうかのように、工業品でなく工芸品の如く誇りを抱いて仕立て、唯一無二の逸品へと昇華させていくスタジオ『FIET』のループキーホルダー。鮮やかな発色とシボが魅力的な、イタリアンレザーの名品「トスカーナ（Black）」が、特長的な剣先のデザインと、立体的な肉厚のフォルムを、ハイセンスな佇まいへ。セレクトオーダーできるループ裏は、表面と同じ「トスカーナ（Black）」のほか、迷彩柄が個性的な「エルヴァケーロ（CuoioとRossoのいずれか）」の計3種から選べ、扱いやすいサイズ感や粋な洒落感で、自分用・プレゼント用など幅広く活躍してくれる。
ブラックのシボが映える「トスカーナ」を、さらに引き立てるために、キーリングとPRYM ITALY製ホックにはゴールドを採用。ホックの表面には、同じ「トスカーナ」を巻いて一体感を創り出しています。また、平打ち二重キーリング（大）と、そのリングに付けられた線二重キーリング（小）3つを装備し、自分の用途に合わせた使い方ができ、それらの取り付け部分には、4点がかりを施して強度も実現。肉厚の立体的な美しいフォルムを印象付ける、サイドの縫製を排したシームレス仕立ても魅力になっています。
『FIET』では、美しいマット仕上げへと導く切り目本磨きの魅力的なコバが、芸術品の印象を与える額縁効果を醸成。手縫いにおいては、緩まず擦れにくく高強度を保てる素晴らしさを追求し、糸に「ユーフェン」のポリエステル0.45mmブラックを使用しています。また、素材においては、繊維質に優れた丈夫さと高級感を兼ね備えているものを、数ある皮革のなかから厳選して贅沢に採用。さらに、末長くデザイン性・機能性・操作性を持続させるために、使い込んでいく年月に合わせて変化していく形状・使用感を想定したうえで、緻密に計算された設計へと昇華させています。
1955年にイタリア・トスカーナ州サンタクローチェ地方で創業した、イタリア最大手に位置付けられているタンナー、バルダルノ社（Valdarno）による植物性タンニン100％のイタリアンレザー「トスカーナ」。伝統技術と最新技術を融合させたイタリア植物タンニン鞣し協会に所属しており、デザイナーからのリクエストが多いタンナーとしても有名です。厳選された良質なフランス産原皮の牛ショルダー部分のみを使用し、乳脂加脂の工程で牛脂と天然油を混合することで、自然な革の香りを醸成。また、バケッタ製法と呼ばれる伝統的な手鞣し工程を経て、空ダイコによる揉みを入れた後に型押しが施され、美しく上品なシボが生まれております。同社ならではの鮮やかな染色や、オイルをたっぷりと含んだツヤ感が、使い込むほどに味わいが増していくのも魅力になっています。
1967年にイタリア・トスカーナ州サンタクローチェ地方で創業した、芸術肌で個性的な革を作ることが得意なタンナー、ラ・ペルラ・アズーラ社（La Perla Azzurra）による、迷彩柄の上質な植物タンニン鞣しオイルレザー「エルヴァケーロ」。小規模なタンナーでありながら、LWG環境認証のSilver Ratedを取得するとともに、イタリア植物タンニン鞣し協会の創設メンバー・プロモーターとして、環境や社会に配慮した持続可能な運営をしながら、世界に向けて上質な革を製造・提供し続けています。また、クオリティの高い上質なフランス産原皮と、アルゼンチン産ケブラチョタンニンでの鞣しにこだわり、ヌメ革に3トーンの半透過重ねで独自のミリタリー柄を表現。程よく油脂分を含んだ質感で、しっとり感があるのも特長です。
