アッパーに強度と通気性に優れた天然皮革「アクションレザー」を採用した、『SAPIENS』と『MLS』の共同開発によるレザーシューズ。ライニングとインソールにはヌメ革を採用した高級ブランドのような仕様と、日本人の足型に合わせたこの上ない履き心地を実現。そして、オンにもオフにも使えるデザインを追求したスタイリッシュなシンプルさが、いつでも足元を美しく輝かせてくれる。
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スニーカーの顔とも言える、アッパー。その形状によって、スニーカーの特色・個性が表現されるパーツと言えます。また、日本人の足型に合わせたオリジナルの木型により、履きやすく甲が広がらない設計がなされているとともに、トゥからアッパーにかけての美しいラインが崩れることなく、スタイリッシュなシルエットのまま履き続けられます。
靴紐を通す穴（アイレット）に取り付けられる金具であるハトメは、スポーティーなスニーカーの大半に付いていてカジュアルな印象を与えますが、『SAPIENS』のスニーカーはシンプルさを追求するためにハトメを排除。これにより、アイレット周りがすっきりとして、付属の蝋引き丸紐と組み合わせることで、カジュアルになり過ぎずにビジネスシーンでも履きこなせます。スポーツ庁が推奨している「スニーカー通勤」においても、スーツに合わせる新スタイルとして最適です。
『SAPIENS』では、日本人の踵に馴染むオリジナルの木型を採用。スニーカーの素材の特長として柔らかいため、踵部分をスマートなシルエットにすることで、必要以上の遊びを抑え、きっちりと包み込む設計がなされています。また、ドッグイヤー（Dog Ear）と言われる踵上部の補強革には、強度に優れた「アクションレザー」を使用し、踵部分を保護する役割と履きやすくする工夫がなされています。そして、スニーカーを30年ほど作り続けているデザイナーと、それに携わる職人の手仕事によって、時間をかけて丹念に造形していくことで、『SAPIENS』ならではの美しいフォルムが形作られていきます。
ライニングとインソールの素材には、見た目にも美しく、人肌にもやさしいヌメ革を採用。これは、高級ブランドのスニーカーでしか見ることができない高品位な仕様です。ヌメ革のライニングは、履いた時に包み込んで絶妙なフィット感を与え、ヌメ革のインソールは、履き込んでいくうちに自分の足型へと自然に馴染んでいきます。足が直接触れる部分のため、次第にエイジングが進んでいきますが、独特の焼け感が作られていき、渋い味わいを醸し出し始めます。「包容感」「柔軟性」「耐久性」「高級感」すべての魅力が結集した、優れたライニングとインソールです。
『SAPIENS』のスニーカーは、ローテクスタイルのシンプルなデザインでありながら、履き心地においては高級レザーシューズのような包容感を追求。また、オフのカジュアルなシーンだけでなく、オンのビジネスシーンにおいてもスーツスタイルの足元を輝かせたいという想いから、アウトソールに関しても美しく機能的なラバーをセレクトしています。そして、堅牢でハリも十分にありながら柔軟性も高いアウトソールで、サイドには小さなシボ（梨子地模様）を付けて空気の溜まりが目立たないように工夫されています。
靴製造の際に余る本革の切れ端を細かく粉砕したものを、ウレタンなどで固めてシート化した人工皮革「アクションレザー」。本革の床革部分に人工的にポリウレタンなどでコーティングしたレザーで、スニーカーなどで広く一般的に使われている素材です。天然皮革に比べて雨などにも強く、キズに耐性があるので、手入れが少なく維持しやすいメリットがあります。また、天然皮革のように擦れや折れなどによるシワが癖になることなく、伸びにくい素材のため型崩れも抑えてくれます。一方で、天然皮革のように手入れしながらエイジングを楽しむことは少なく、通気性でも劣りますが、
『SAPIENS』のスニーカーでは、高密閉のライニング設計ではなく、高級な本革靴のようにヌメ革仕様にするとともに、アッパーやアイレット周りのコバを樹脂仕上げせずに切りっぱなしにすることで通気の流れを確保しています。
