人気の革職人・西森裕矢が、今ある既存のモノをより格好良く仕上げるために、感性と技術を駆使している『Crevaleathco』の、スリム長財布（小銭入れ付き）。深みのあるツヤと透明感が美しい高級皮革「アニリン染めコードバン」を、外装とともに内装装飾にもあしらって、内装の「ブリランテ」と引き立て合い、スリムなフォルムながらも、贅沢なほどの重厚感と上質感を醸す逸品へと昇華。直線的・直角的に描くエッジや、総手縫いなどの細部にまでこだわり抜き、フォーマルを宿したエレガントな佇まいが、大人の極上感をもたらしてくれる。
カブセ側と小銭入れ側それぞれに備えた札入れは、ともにマチなしにすることで、スリムなフォルムを追求。札入れのどちらかを、あえて紙幣を入れずに、レシート・領収書などを収納するフリーポケットとして使用することも可能です。同じくスリムに仕立てている小銭入れは、左側／片マチの仕様にするとともに、台座のないフラットタイプのファスナートップを採用。カードポケットは6つ装備し、アイテムとしての収納力よりも、美しいシルエットを優先させた設計になっています。
外装とカード段一番下の内装装飾は、9色の「アニリン染めコードバン」からセレクトすることが可能。内装は、5色の「ブリランテ」から、外装・内装装飾との組み合わせを楽しみながら選ぶことができます。ファスナーは、Gold・Silverのいずれかから選択。さらに、糸・コバ・ファスナーテープのカラーは、選んだ革の色に合わせてブランドチョイスしたうえで、オリジナル品のように受注生産しています。
マテリアルの特長を最大限に引き立てつつ、細部に至るまで丁寧に仕立てることで、型崩れしにくい堅牢なアイテムへと導いている『Crevaleathco』。とても美意識が高い革職人・西森裕矢が、国内トップクラスの美しい仕上げへと導き、国内だけでなく世界中のファンをも虜にしています。特に、総手縫いによる細かいピッチの緻密なステッチは、見惚れるほどの素晴らしいクオリティへと昇華。さらに、手間暇かけて削り・磨き・染色を何度も繰り返すコバは、長く愛用できる頑丈さを実現するとともに、直線・曲線ともに途切れず滑らかに引くネン入れは、デザイン性と耐久性を兼ね備えさせています。
コードバン専門の染色・加工を生業にする工房・レーデルオガワが手掛け、表面が滑らかで深みのある美しいツヤと透明感は業界随一とも評されている「アニリン染めコードバン」。鞣しには日本屈指の新喜皮革製のピット槽に漬け込んだ原皮を使用し、レーデルオガワが再加脂を行います。アニリン染めは、革の中まで染料を入れる一般的な水染めと異なり、原皮の表面にだけ一枚一枚確認しながら薄く薄く染料を入れる特殊技術が用いられています。そのため、コードバンらしいナチュラルな風合いを残しつつ、独自の程よい色ムラ感も出しながら、五感に訴えるほどの透明感と輝きを実現。また、経年変化も魅力で、時間の経過とともに味わい深く変わっていく表情を存分に楽しめます。
イタリアのトスカーナ州『M.P.G Industria Conciaria』よりオリジナルセレクトしています。鞣しに適している気候風土と、近くに流れるアルノ川の最適な水質により生まれる上質な皮革を、樹木から抽出する植物タンニンで、トスカーナ伝統の「バケッタ製法」で鞣されています。職人が１枚1枚手作業で、時間をかけながらじっくりとイタリアの色彩センスで染色を施しています。『M.P.G Industria Conciaria』は、先鋭的なファッションブランド供給で有名です。滑らかな表面で上品な印象を与える、イタリア産植物タンニン鞣し牛革「ブリランテ」は、牛のショルダー部位が使用されています。非常に滑らかで適度なハリとコシがあり、化学薬品を使わないので脂が浸透しにくく、仕上がった革は繊維の奥底までオイルが染み込んでいるため、加脂したオイルが抜けにくい特長があります。使い込むほどに表面に自然な輝きが増していきつつも、良い意味で無理な色幅の経年変化が出ないため、上品な財布などの表地に適した最高素材です。ドレッシーな印象のまま長く使い続けたい方に最適です。
