1970年代後半、ポンテ・ア・エゴラで創立した後、さらなる上質な革の製造を求めて、トスカーナ州サンタ・クローチェ・スル・アルノに拠点を移した、イタリアの名門タンナー、Conceria800(コンチェリア・オットチェント)社の代表的な革「ベルーガ」。ヨーロッパの原皮を使用し、イタリアの伝統製法であるバケッタ製法で作られた、植物タンニン鞣し革です。型押しのシボ加工を施しているので、天然の不規則なシボと異なり、美しく規則正しい表面の凹凸が魅力で、長年使い続けてもキズが目立ちにくい特長があります。また、タンニン層でゆっくりと鞣した後、時間をかけて高純度の牛脂でじっくりと加脂していて、革の内部に十分な脂を留めているので、乾拭き程度で良い状態を保つことができます。薬品などを使わず環境にも配慮し、使い込むほどに味が増していく優れた素材です。